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コードもサーバも、雲の上

定着してきた社内技術勉強会、5回目。今の悩みは……

はじめまして、HDEの小椋です!

毎月、定例勉強会運営グループのミーティングが開かれるようになり、毎月勉強会が定期的に実行される体制になってきました。運営メンバーの一人として今悩んでいることは、下記の二つですかね。

ネタのあるやる気のある人が発表するのか。それともきっかけを与えることで面白い発表を生み出すのか。

勉強会では毎回誰かが何かを発表するわけですが、やっぱり、何か発表したい!発信したい!という何かをすでに持っている人が作るコンテンツが、聴いている方もためになりますよね。お前何か発表しろよ!と言われたけど何もないので無理やり作ったコンテンツは、あんまり面白くない。

難しいのは、今すぐ何か発表したい!というものは持っていないけど、その卵を持っている、という人は結構いるということ。そういう人にお前何か発表しろよ!というきっかけと締め切りというマイルストーンを与えることで、その卵が孵って、発表者、聴衆両方にとって、勉強会が無ければ得られなかった何かがもたらされるわけです。

しかし、当社には控えめの性格の人が集まっていることもあり「卵」に本当に心当たりが無いのか、あるいは持っているけど謙遜して無いと言っているのか、の区別がなかなかつきにくい。

今は、様々なメンバーに5分間のLTの機会を与えた上で、勉強会終了後に「もっと詳しく話を聞きたい」アンケートを取り、高得点を取ったテーマについて、次の勉強会での25分枠を依頼する、というようなフローで回しており、そこそこうまく「卵」探しをできているように思いますが、旬な話題が発表されるまでに2ヶ月程度かかってしまうケースもあり、本人の熱が冷めてしまったり、世の中的に旬じゃないテーマになってしまうことも考えられるので、もう少しうまいことはじめから卵を見つける方法があるといいな〜と思っております。

英語

当社では今年から「日本語」を技術者の採用要件から外し、世界中から技術者の採用を開始しました。その関係で、月例勉強会には日本語が全くわからないメンバーが必ずいます。

理想的には、勉強会も英語で運営し、日本語がわからないメンバーとも知識の共有を進めたいところです。

業務は少しずつ英語化されはじめており、何ステップかの移行段階を設け、チーム毎に例えばドキュメントは英語にする、チャットも英語にする、会議の資料も英語にする、会議の議論も英語にする、会話も英語にする……のように段階的に移行しています。ほとんどのチームでは資料は英語にする段階に入っていることもあり、勉強会の発表資料も英語が多数派。資料だけでなく、発表自体も半分ぐらいは英語で行われています。

しかし、日本人にとっては、英語での発表はまだハードルが高く、特にLTのように時間の枠が決まっている発表では、日本語で話すほどには情報を注入することができないでいます。

日本語がわからないメンバーにとっては、日本語のプレゼンを聴くのは苦痛でしかない。かといって全部英語にしようとすると、内容が薄くなる。

難しい局面ですが、厳しく考えると、今の私達では世界基準ではLTできない、ということにほかならないので、最終的にはみんな英語でできるように、とにかく訓練するしかないのかなと思っています。MTSは少なくとも英語でプレゼンする訓練には良い機会になっています。英語でプレゼンするか日本語でプレゼンするかは、今のところ各自の自発性にまかせています。

第5回MTSハイライト

Hello Pivotal Tracker

松浦からは、当社のops部隊のタスク管理を某サービスからPivotalに移行した事例が発表されました。

Simple Fabric

セブ島帰りの新人、出口からはfabricいいよ!という発表がありました。

A Brief Introduction to CentOS 7

伊藤からはCentOS 7で大きく変わった点について紹介がありました。だいぶ大きく変わりましたね。

Ship cli tools for cross-platform with Github + Wercker + goxc

田辺からはGithub + Wercker + goxcで各プラットフォーム向けのCLIのバイナリを自動ビルドする方法についての紹介がありました。

Getting started with Travis CI

古川からはあるプロジェクトのCIをJenkinsからTravis CI + coverallsに移行した件について。Android, iOS, TornadoベースのPythonアプリ、Windowsサーバーなども扱っているプロジェクトなので、対応プラットフォームの多さを重視したとのこと。

Postfix SMTPUTF8 support

角からはPostfixのSMTPUTF8サポートについての調査報告。正直なところ、厄介だなあ……という感じです。

How to study English

セブ島帰りの重鎮、大久保からはどうやって英語を勉強したか、という発表がありました。まさに今みんなが悩んでいるところなので、皆興味津々で聞いていました。

About My Internship Project

インターン終盤に近いLeeは、インターンで取り組んだプロジェクトについて発表しました。

終わった後はいつもどおりビール&ピザ。今回はお寿司メインでした!