おはこんばんちは!! 尾藤 a.k.a. BTO です。 生ハムの"生"に納得がいきません。
前回はHDEに来てもらった個性豊かなインターン生を紹介しました。 実際の採用にもつながり、結果が出始めています。
今回は、グローバルインターンシップの具体的な進め方を弊社でどのように行っているかご紹介したいと思います。
インターン生を探す
まずはインターンに来てくれる学生を探さないと何も始まりません。
人づてで探す
最初の頃は何も分からなかったので、まずは人づてで探しました。 弊社の場合は、たまたまいい人が見つかりましたが、世の中そうもいきません。 早めに別の切り口を探す必要があります。
AIESECに紹介してもらう
今まで来てもらってるインターン生も何人かAIESECに紹介してもらいました。 AISECにお願いすると、ビザの手配からいろいろやってくれるので、とても楽です。 ただ先方もいろいろ準備期間が必要なので、インターン開始するのに3ヶ月程度かかってしまいます。
現地でアピールする
最近はアジア各国を中心に、直接大学に行ったりキャリアフェアに参加したりして、HDEのグローバルインターンシップのアピールをしています。 キャリアフェアに参加すると、多くの学生にリーチする事ができ、応募もかなりきます。
狙ってる国
ヨーロッパの学生インターンも来ていますが、主に狙っているのはアジア圏の国々です。 アジア圏を狙っているのは、主に次の理由からです。
- ジャパンマネーが効く
- 英語がネイティブレベル
最近停滞してきているとはいえ、まだまだ日本の経済力は健在です。 我々にとってはごく平均的な給与でも、彼らにとっては現地の2〜5倍くらいにはなります。 それだけ日本で働く事には魅力がありますので、当然モチベーションも高くなります。
試験
以前、プログラムがほとんど書けない学生がインターンに来たという事件がありましたw その反省をふまえ、今ではちゃんとプログラムの試験をするようにしています。 (本人は楽しそうにしてたので、よかったのでしょうw)
GIPの試験はオンラインで誰でも受けられるようになっています。
試験の内容自体はそれほど難しくはなく、入力された数字の総和を再帰処理で計算するだけです。 ただし言語は Go を指定しています。 Goをやっている学生は少ないので、新しい言語に挑戦できるかどうかの確認にもなります。
最後に回答を TOTP(Time-Based One-Time Password: RFC6238) で生成したパスワードを使って送る必要があります。 自分で実装するか、ライブラリを探してくるかしないといけませんが、これを突破できればスキル的には概ね問題ありません。
履歴書の入力
オンライン試験を突破して、始めて履歴書に相当する内容を入力してもらいます。
skypeでのオンラインインタビュー
オンライン試験を突破した後は、skypeを使ってのオンラインインタビューになります。 オンラインインタビューでは、もっと技術的に突っ込んだ内容を聞いて、本当にちゃんとした技術力があるのかを確認します。 HDEでの基準はかなり厳しく、ほとんどの学生はオンラインインタビューで落ちます。
ビザやら宿やらいろいろ手配
なんかいろいろ手配します。 細かい事は僕には分かりません。すみません。 いつも手配してくれてありがとうございます!!
社員とランチ
試験も合格し諸々の手配もすんだので、インターン開始です!! 最初の1ヶ月は、ローテーションで社員とランチに行きます。 順番に社員と一緒にランチに行って、交流を深めて、社員にも英語で話す機会をもってもらいます。
海外の学生だと宗教上の理由で、食べれないものがあったりするので、その辺に気をつけながら店を決めます。 普段から食の選択に困る事がないので、改めて気づかされます。 向こうは、気にしてもらうのに慣れてるのか、割と平気そうな感じです。 あまり強く気にしない方が、お互い良いのかもしれませんね。
インターンの内容
学生によってスキルセットが違うので、人によってやる事が違いますが、簡単なツールを作ってもらう事が多いです。 HDEではAWSを中心に使っていますので、AWS上で動作する何かを作ってもらうケースが多くなります。
インターン成果の発表
HDEでは毎月 MTS(Monthly Technical Session)という勉強会をしています。 インターンの成果は、このMTSで発表をしてもらってます。
文化・宗教に対する理解を
インターンでやっている内容は以上になりますが、いくつか注意点を。
海外からインターンに来てもらっているわけですから、当然、文化・考え方・宗教・等々、全然違います。 相手に対するリスペクトと、文化の違いを理解するように努めましょう。 我々も何も分からず、手探りでやっています。 いろいろ不備があるのは仕方ないとして、少しでも快適に日本で過ごしてもらえるよう心がけたいものです。
まとめ
世界は一つ!!