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コードもサーバも、雲の上

GopherCon 2015に参加してきました

クラウドプロダクト開発部たなべです。

去る2015年7月にアメリカはコロラド州デンバーで開催されたGopherCon 2015に参加してきました。 アメリカ出張は昨年のDockerConに続いて2度目です。

デンバーはみんな大好きサンフランシスコから約1900km離れています。Google Mapによれば車で18時間だそうです。飛行機なら2時間ですので西海岸からのアクセスも良好と言えそうです。昨年からは成田空港、デンバー国際空港間で直行便の運行が始まり便利になったそうです。

今回はエクストリーム和装家としても有名なCTOと一緒に行きました。

上の記事でも触れられていますが、滞在期間中のデンバーはあまりパっとしない天気で、どちらかといえば日中もすこし肌寒い気温でした。

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GopherCon二日目は晴れ間が見えましたが、滞在中は雨が降ったり止んだりと不安定な天候でした。

会場となったのは上の地図で上げたコロラドコンベンションセンターです。コロラド州といえばロッキー山脈などの大自然です。

f:id:nabekent:20150803141052j:plain (熊もGopherConに興味津々の図)

f:id:nabekent:20150803142008j:plain 会場前にはCoreOSトラック(バス?キャンピングガー的なもの?)が止っていました。ひょっとしてCoreOSチームはこれに乗って1900kmもはるばる来たんでしょうか…?

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まずGopherConで驚いたのは参加者に配られるグッズの豪華さでした。

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ただのリュックではありません。参加者がほぼ開発者であることを見越して、きちんとラップトップ収納用スペースがあり、バッテリーやケーブルなどの細かいものもきちんと入れられるものでした。

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ロゴ入りのコップです。アメリカンな大きさですが、この季節、麦茶をめいっぱい入れて飲むのに使っています。お気に入りです。

他にもスポンサー提供のグッズがリュックに大量に入っていました。

GopherCon 2015のメインセッションはシングルトラックで二日間で計22セッションが行なわれました。そのためセッションは朝から夕方までびっしり入っています。

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朝7時すぎから朝食が用意されました。

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コーヒー、甘いもの、そしてオートミール。メニューは両日とも同じでした。

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Wikipediaを読むと健康食として人気のようです。ただ、見た目がアレでCTO曰く、日本人でちゃんと食べたのは私が初めてとのことです。シュガーやドライフルーツを入れればおいしく食べられました。

13時から昼食でしたが、ビュッフェスタイルにも関わらずパイプラインが4本程度しかなくスループットがまったく出ていませんでした。そのため会場の外に人が溢れ返っていました(Goのカンファレンスなのに!!)。そしてお昼の写真は取り忘れました…。

朝食と昼食は見知らぬ人との絶好の会話の機会です。どういう仕事をしているのか、どういう技術スタックを使っているのか、どこで苦労しているのかなどを情報交換できるのがカンファレンスのもう1つの目的です。今回は英語が話せるCTOもいたため興味深いGoのユースケースを聞くことができました(そして大抵そういう話は書けない)。

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ホール外にはスポンサーブースがありました。今回はCoreOSのetcd Tシャツをゲットしました。

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いくつかのセッションについて触れたいと思います。すべてのセッションのスライドと動画は http://blog.golang.org/gophercon2015 から辿れます。

動画では省略されていますが、MCはCoreOSのKelsey Hightower氏でした。

ベテラン司会者を彷彿とさせる軽快なトークとジョーク(みんな笑ってるけど英語がまったく聞き取れず笑えなかった)で笑いを量産していました。いよいよ今月となったYAPC Asiaでのトークがとても楽しみです(同時翻訳付き!!)。

Go teamからはオープンソースコミュニティとしてGoについてのトークがキーノートそしてクロージングで行なわれました。

Goはもともと数名の少数チームで言語デザインを行なってきました。初期にはこれらはうまく行きましたが、Goのエコシステムが拡大するにつれコミュニティと協力してこれらのGoを作っていくことが重要という趣旨をGo teamが繰り返し話していたのが印象的でした。

  • vendoringについて: 従来Googleでは問題ではなかったとの姿勢だったのが『Goコミュニティは「問題」として認識していること』を認識し、Do Less, Enable Moreに基いてGo 1.5に実験的機能(GO15VENDOREXPERIMENT)を入れ、よりよいベンダリングのための仕組みを設計していく
  • Code Of Conductついて: コミュニティを形成していくにあたりCode Of Conductの必要性があるのではないかという発議
  • デザインプロセスの明文化: 提案の仕方、提案の評価、提案の履歴などを残せるように仕組みを用意していく

次の5年(10周年)に向けての足固め的セッションだと感じました。私も影ながら見守っていきたいです。

そして、英語

こうして海外のカンファレンスに行けるのはこのブログでも何度も触れているように英語の社内公用語化を来年に控えているためです(つい最近コピー機の言語設定が英語になりました)。

CTOは帰国子女で私から見ればペラペラです。しかしそれでもセッション後の質疑応答の聞き取りには苦労したそうです。無論、私はまったく聞き取れませんでした。

日本国内にいてそれなりに日本人の話す英語、アジア人が話す英語が聞き取れるようになった私ですが、やはりネイティブが話す英語を聞き取るにはまだまだ訓練が必要(そして私にとっての今の壁)であることを再認識したアメリカ出張でした。

ともあれ、言語習得に近道はなさそうですから、来年はもうちょっと成長して海外出張に行けるようまた1年がんばりたいと思います!!

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労いの肉!の図(ごちそうさまでした!!!!)