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コードもサーバも、雲の上

インドのシリコンバレー、バンガロール ― GopherCon India 2015

こんばんわ。HDEのしのはらです。

先日、弊社おがわと一緒にインドのバンガロールで開催されたGopherCon India 2015に参加してきました。

おがわの記事ではGopherConについて触れましたが、今回はインドのバンガロールにフォーカスを当ててみようと思います。

インドのシリコンバレー、バンガロール

GopherConが開催されたバンガロールは、インドの南に位置する800万人以上の人が住む大都市です。

日本からはバンガロールまでは、飛行機で片道14時間程度の距離です。わたし達は成田空港からシンガポールのチャンギ空港を経由してバンガロール国際空港へたどり着きました。

インドといえば宮殿・寺・牛・河など伝統的な雰囲気の国というイメージですが、今回GopherConが開催されたバンガロールはIT産業が盛んな都市で、「インドのシリコンバレー」とも呼ばれます。

とくにバンガロールのUBシティと呼ばれる場所は、高層ビルや高級マンションが立ち並んでいて伝統的なイメージとはかけ離れた地域で、インドの発展の様子を感じることが出来ました。

UBシティ・モール。高級ブランドが多く入っているショッピングセンターです:

ワールドトレードセンター。外資系のオフィスが入っているビルです:

発展途上国としての一面

バンガロールは大都市とはいえ、発展途上国としての一面もいくつか垣間見えました。

UBシティのような場所はインドでも異質の場所で、少し郊外にでるといくつも小さな家が立ち並び、歩道もガタガタ、ゴミも多く散在しているという環境でした。

また、人口の多いインドでは交通渋滞がひどく、車と車の間が数センチしかないほど混んでいたり、交差点を通過するにも信号を4,5回待ったり、多く車の排気ガスで空気が汚れマスクをしなければいけなかったりという環境でした。

市内での移動はオートリキシャという三輪自動車を使いました:

牛が神様であるヒンドゥー教徒が多いインドでは、街中を牛が歩いています:

道端にゴミが積まれていました。たまに自然にゴミが燃えていました…:

伝統的な観光地

東京に城や神社仏閣があるように、バンガロールにももちろん宮殿・寺はあります。

ブルテンプル:

シヴァテンプル:

バンガロール宮殿:

ただし産業都市であるためかバンガロールの観光地は多くありません。現地の人の一番のお勧めはマイソールという宮殿です。 マイソール宮殿はバンガロール市内からバスで4時間程の距離なので、少しハードルが高めです。

バンガロールのスタートアップ企業

GopherConが開催される前日に、インドのスタートアップ企業であるapigee様のオフィスでPre GopherConが開催されました。わたし達は運良くそこへ参加することができ、apigee様のオフィスにお邪魔してきました。

Pre GopherConでは参加者の交流会があり、何人かのエンジニアと会話する機会がありました。

話した人のほとんどはインドのスタートアップ企業に勤めていて、Goを使って何かを作りたいというエンジニアでした。GopherConで聞いたのですが、バンガロールは他の国に比べてGoのコミュニティがとても活発だそうです。スタートアップが多いバンガロールと新しいチャレンジングな言語であるGoはマッチするのかもしれません。

バンガロールのスタートアップ企業では面白いエンジニア達の熱気を感じることができました。

壁の少ない開放的なオフィスでLT:

ピザとコーラは、世界共通:

インド人エンジニアの流暢な英語

インドの英語は早口で巻き舌で聞き取りづらいことで知られています。

現地のタクシー運転手やレストランの人の英語はたしかに聞き取りづらかったですが、GopherConで出会ったインド人エンジニアの英語は流暢で英語の苦手な私にも聞き取りやすい発音でした。

GopherConの参加者の多くはインド人だったのですが、少数はアメリカやオーストラリアなど異国から参加している人でした。異国のエンジニアと言葉の壁なく会話しているインド人を見ると、英語の重要性をあらためて感じました。

またGopherConで印象に残っているのが、インド人学生が積極的に異国のスピーカーへ質問していたことです。質問の内容も技術的な討論になっていたことにもインド人学生のレベルの高さを感じました。

まとめ

今回のGopherConでは、Goの有用な情報を得ることもできましたが、バンガロールの街並みやインド人エンジニア達からインドの熱気も感じることができました。とくにインド人の積極性・英語のスキルは、エンジニアとして負けていられないなと思う機会を与えてくれました。

海外のエンジニアと交流することは様々な良い刺激を与えてくれます。HDEではそのような体験ができる多くの機会があります。実際に、HDEの開発者は、今回のインドのGopherCon Indiaをはじめ、台湾のPython APEC やアメリカのDockerConなど、様々な国際カンファレンスに参加してきました。しかし、このような機会に恵まれている会社はそう多くないと思います。

Pre GopherConは、Meetup.com という勉強会募集サイトを通して参加しました。このようなサイトを利用することで、海外旅行のついでにMeetupに参加して、海外のエンジニアと交流することも面白いかも知れないと感じました。

おわりに

お腹壊しました。水だけでなく食べ物にも気をつけましょう。